[映画] "おおかみおとこ" 役の大沢たかおさんの素晴らしさ (映画「おおかみこどもの雨と雪」)
言葉に嘘がないキャラクターとして、自分は生きているだろうか。
昨日の余韻に浸りながら、今日は「おおかみおとこの雨と雪」の公式サイトを見ていました。細田守監督のインタビューが掲載されていますが、彼(おおかみおとこ)役の大沢たかおさんのエピソードを読んで、じーんと来ました。
<三行で要約>
1.昨日、映画「おおかみこどもの雨と雪」観たけど、今日は公式サイトを覗いてみるよ。
2.細田監督のインタビューによれば、大沢たかおさんはご自分のアフレコがないときでも、朝から現場に来てくれて、出番待ちをしていた子供たちと遊んでくれていたとのこと。
3.「言葉に嘘がないキャラクターになった」という言葉に感動。自分は、言葉に嘘がないキャラクターとして、生きているだろうか。
記事には、細田監督の言葉として、次のように書かれています。
また大沢さんが素敵だったのは、自分のアフレコがない日も、朝から現場に来てくれて、出番待ちをしている子供たちと遊んでくれたりしていたんですよね。その感じがその場にはいないけどずっと花たちを見守っている"おおかみおとこ"らしくて、この役に真摯に取り組んでくださっているんだと嬉しかったです。花も"おおかみおとこ"も、あおいさんと大沢さんによって、言葉に嘘がないキャラクターになったと思っています。
自分のアフレコが無いときでも、朝から現場に入ってらしたという大沢さんの姿勢に、まず感動。自分がもし役者だったら、あれこれ口では立派なことを言っても、実際には大沢さんのように自分の仕事がないときに朝から現場入りはしてなかったんじゃないかと思います。素晴らしい人は、行動が違う。自分の未熟さを感じるとともに、大沢さんの素晴らしさにしびれました。
さらに素晴らしいのが、その感じが、その場にいないけどずっと花たちを見守っている”おおかみおとこ”らしいというところ。これにノックアウトされましたね。昨日、実際に映画をみて、”おおかみおとこ”の印象が鮮明なだけに、頭の中で「ずっと見てた」という彼のセリフが蘇ってきて、このエピソードとオーバーラップ。つい、泣きそうになってしまいました。
そして最後に、自分に深く響いてきたのが、監督の「花も”おおかみおとこ”も、あおいさんと大沢さんによって、言葉に嘘がないキャラクターになったと思います。」という言葉。
20日の朝日新聞に掲載された、監督の「白い地図」のときもそうだったけど、細田監督が語る言葉のひとつひとつが、心に響いてくる感じです。
大沢さんやあおいさんの、そして”おおかみおとこ”や花の素晴らしいところは、きっと、言葉に嘘がないこと。
自分は、言葉に嘘がない生き方をしているだろうか。きれいごとをいいながら、本気で生きていなかったり、本当は満足していないのに満足していると語ってみたり、自分自身に嘘をつきながら生きていないだろうか。
これからは、今までよりも自分に正直に、そして言葉に嘘がない生き方をしたい。
<関連リンク>
■公式サイト 映画「おおかみこどもの雨と雪」
■公式ブログ http://www.studio-chizu.jp/blog/ookamikodomo/
■Wikipedia おおかみこどもの雨と雪 - Wikipedia