[書籍] ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ篇(本田健さん)

人生で起きることは、すべてこれからのライフワークの準備のため。


ユダヤ人大富豪の教え ―ふたたびアメリカへ篇

ユダヤ人大富豪の教え ―ふたたびアメリカへ篇

本田健さん(以下、ケン)のメンターシリーズ最新刊。

ユダヤ人大富豪の教え」のハーマン・ゲラーさん、「スイス人銀行家の教え」のホフマンさんに続き、今作では新たなメンターとして、ハリー・ゴールドバーグさんが登場します。

以前お聞きした話だと、メンターシリーズは全5冊の構想とのことでしたので、いよいよ中盤に差し掛かったところでしょうか。
今作も、とても素敵な一冊です。


今作を読んで改めて感じるのは、主人公ケンの勇気。

誰でも、自分自身に向き合い、自分のポジティブな点だけでなくネガティブな点をも受け入れて、その上で自分自身を大切に思い、人々に心を開くことは、勇気がいることだと思います。

勇猛なだけの勇気ではなく、静かな勇気が。


人生を真剣に生きようとケンは思い、探求し、そしてそうした行動は正しく報われた。

ケンが示してくれた勇気と行動に、心から感謝しています。


誰かがそれを行うことができた、ということは、他の我々にもそれを行うことができるという可能性を示しています。

私も、心から楽しいと思うことを中心に置き、人生の奥深さに感謝しながら、いいことも悪い事もしっかりと味わい尽くし、感謝と希望を胸に、人生を生きたいと思います。


この一冊を読んで、ふんわりと柔らかな勇気をもらいました。

押し付けじゃない、でも「もし君が望むなら…」と優しく手を差し伸べてくれている勇気。


自分の人生は、他の誰でもない、自分自身で紡いでいくしかないわけで。


東日本大震災を経験したこと、そしてこの本に出会ったこと。

人生を変える、大きなきっかけが揃いました。


この2011年は十分に記録と記憶に残る一年ですが、自分史にとっても、その後の人生に大きなインパクトを与えた得難い一年にしようと思います。

素晴らしい本を世に送り出してくれたケンに、心から感謝を。




<追記>

実は、ケンのこの『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ篇』については、一度、ブログのエントリーを書き上げました。

夢中になって書いて、平日で翌日仕事があるのに、夜の1時半過ぎまで書いてましたね。
でも、本当に楽しかったです。

ただ、翌日寝不足でうっかりしていたのか、ブログの操作を間違ってエントリーを上書きしてしまい、すべてを消してしまいました。
もう、ボーゼンです。

バックアップもとっていなくて、再生不可能。

最初はイライラしたり、何とかならないのか!と焦って復旧の方法を考えたりもしましたが、こういう感情の自分は嫌だなーと思い、その日はとりあえずこの事は忘れて、楽しい事をしてゆっくり睡眠。

そして今日、「前回は夢中で書いたけど、もしかしたら自分に取ってもっと別の視点から見る事ができるかも知れない。落ち着いた気分で、もう一度書いてみよう」と思いました。

心の準備ができないうちに、焦って昨日のうちに書かなかったのも、良かった。


何事も二面性があるわけで、一見するとピンチやトラブルだった今回の事件も、そのおかげでもっと深く作品と自分自身に向き合うきっかけとなりました。

結果的には、今では一回目のエントリーが消えてしまったことに、感謝の気持ちも感じます。


ピンチの時には、その裏に隠されたギフトを忘れないようにしながら、これからの時代を生きて行きたいと思います。