[書籍] 大人になるということ (石田衣良/PHP文芸文庫)
「お刺身を水で洗って食べる人なんかいないでしょ。」
最近好きで読んでるのが、石田衣良(いしだ・いら)さんの『大人になるということ』。
新たに創刊されたPHP文芸文庫の第一弾ですね。
これまで、読む本は情報を得るためのもので、物語自体を楽しむための本はあまり読んで来なかったんですよね。
ただ、関心はあったし、いつか本も楽しめるようになりたいなーと思ってました。
きっかけは、電車が来るまで待ちぼうけをくらってしまい、せっかくだからと駅前の普段行かない書店にいったこと。
やっぱりリアルの書店には、思わぬ出会いがあるから、いいですよね。
ちなみにこの本でいろんな素敵なフレーズに出会って、ページの右上をたくさん折ったけど、「今後の人生で役に立つ」といった視点で見ると、この辺りが気になるところかな。
ロシアの小説家がこんなことをいっている。
『ほんとうに貧しい人というのは、みんなといっしょに
貧しい人間のことだ。
ひとりきり孤独に貧しいものは、まだ金をつくっていない
金もちにすぎない』。
大勢のやじ馬のなかにぽつりと浮かんで、きみはまさに
そんなふうに見えた。
−波のうえの魔術師−
石田衣良 - Wikipedia
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/02/01
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退屈を探せば退屈を、驚異を探せば驚異を見つける。
世界はあまりに豊かな書物なので、必ず望むページに
いきあたることになる。
−逝年−
石田衣良 - Wikipedia
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/05/20
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