[引用/コミック] JIN-仁-(18)

  四海兄弟(しかいけいてい)

  四方の外国つまり世界中のあらゆる人間と

  すべて兄弟のように付き合ってみたいがじゃ…


     坂本 龍馬(さかもと・りょうま/江戸時代末期の志士)
 

JIN―仁― 18 (ジャンプコミックス デラックス)

JIN―仁― 18 (ジャンプコミックス デラックス)

  JIN-仁- - Wikipedia

◆毎年様々なコミックを読みますが、時に出会える“人生でこの作品に出会って良かった”という体験は、この上なく幸せなものです。恥ずかしながらこの「JIN-仁-」という作品を知ったのはここ数ヶ月のことで、これまで長い間無縁で生きて来ました。この作品に出会えたことは、今年のとても幸運だったことの五本の指に入ると思います。

司馬遼太郎さんの小説で読む坂本さんも素敵ですが、「JIN-仁-」で描かれる坂本さんも非常に人間臭く、人を惹きつけずにはいられませんね。明治維新の時代が好きで、これまでも小説やコミックは多少読んでましたけど、「JIN-仁-」は実在した有名人がゴロゴロ出てきて、これがまた面白い。すっかりやられました。

◆珍しくこの作品については、一気に全巻を読むような無粋な真似はせず、少しずつじっくり味わって読み進めています。なので、この作品の結末はまだ知りません。どんな結末になるのか、多少は興味があります。ただそれよりも、南方さんが幕末の時代に何を考え、どう生きるのかに関心があります。